「排水マスの掃除」は詰まり予防に必須！排水マスの基礎知識やお手入れ方法を紹介 - ハイスイ広島 -広島県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

屋外（排水管）2023.07.07

「排水マスの掃除」は詰まり予防に必須！排水マスの基礎知識やお手入れ方法を紹介

一戸建てに住んでいる人にとって、定期的に実施したいのが排水マスの掃除です。つい忘れてしまいがちですが、詰まりトラブルを予防するため、非常に重要なポイントと言えます。

排水マスとはどのような役割を果たしていて、どう掃除すれば良いのでしょうか。詳しい手順を含め、わかりやすく解説します。

排水マスとは？

排水マスは、屋外に設置された排水管の点検口です。小さめのマンホールのような形をしていて、ふたは開けられるようになっています。排水管の合流地点や、カーブや段差があるところなど、汚れが溜まりやすい場所が主な設置点です。自宅周辺を確認してみると、複数の排水マスを確認できるでしょう。

キッチンや浴室、洗面所の排水口には、ゴミを流出させないためのトラップが設置されています。とはいえ、トラップの機能も完璧ではありません。大きなゴミはせき止められても、比較的小さなゴミはそのまま流れていってしまうでしょう。排水管の途中に排水マスが設置されていない場合、汚れは排水管内に蓄積されます。排水管を外して掃除をするのは、非常に難しいものです。

排水マスは、そうした汚れを分離して蓄積する役割を果たしています。排水マスに汚れが蓄積するからこそ、排水管の中に汚れが溜まりにくい仕組みになっているのです。

排水マスに蓄積した汚れを放置しても、自然にきれいになることはありません。排水マスの内部が汚れでいっぱいになれば、詰まりトラブルや汚水漏れトラブルが発生する恐れもあります。こうしたトラブルを避けるためにも、排水マスの内部は、住人の手で定期的にお手入れするのが望ましいでしょう。

排水マスを掃除する際の手順

排水マスを掃除するなら、まずは必要なアイテムを準備しましょう。手元に用意したいのは、以下のような道具です。

・マイナスドライバー
・ビニール手袋
・お玉やひしゃく（汚れてもいいもの）
・バケツ
・三角コーナー
・ブラシ
・ゴミ袋
・高圧洗浄機もしくはホース

掃除の手順は以下のとおりです。

1.マイナスドライバーで排水マスのふたを開ける
2.お玉やひしゃくで汚れをすくい取る
3.エルボを取り外す
4.排水マスの底に沈んだ汚れをすくい取る
5.高圧洗浄機もしくはホースで排水管をきれいにする
6.ブラシでこすって排水マスの内部をきれいにする
7.エルボを元通りに取り付けて、ふたを戻す

排水マスから取り除いた汚れの塊は、三角コーナーで水気を切ったのちにゴミ袋にまとめて捨てましょう。ブラシは硬めのものを使うのがおすすめ。こすっても汚れが落ちない場合は、油汚れに強い台所用の中性洗剤を使用してください。

排水マスを掃除する頻度と注意点は？

詰まりトラブルを予防するため、キッチンやお風呂の排水口を気にする方は多いもの。「排水口用の洗剤を使って、定期的にメンテナンスしていれば安心」と思いがちです。
しかし排水口がきれいでも、その先の排水マスが詰まってしまえば意味がありません。家の中からは見えない部分だからこそ、つい見落としてしまいがちですが、半年～1年に1度を目安に、ぜひ定期的に掃除してみてください。

こまめに掃除しているつもりでも、その特性上、排水マスの中には汚れが溜まりやすいもの。ふたを開けた瞬間に嫌な臭いが広がりますし、衣類や髪に付着する可能性も。帽子やタオルで髪を保護し、汚れても良い衣類で作業するのがおすすめです。

排水マスを掃除する際に、あると便利な高圧洗浄機。強い水流で排水管の内部もきれいにできる優れものですが、強く噴射し過ぎないよう注意してください。排水マスや排水管の中で勢いよく水を流し過ぎると、汚水が逆流してしまう恐れがあります。

自分で掃除できない場合の対処法

定期的な清掃が必要な排水マスですが、さまざまな事情により、「自分でお手入れするのは難しい」といったケースもあるでしょう。この場合、問題を放置するのではなく、専門の業者に依頼して掃除してもらうのがおすすめです。

水回りの修理業者や清掃業者の中には、排水マスや排水管の掃除を請け負ってくれるところも少なくありません。業者であれば専用の道具を使って、素早く安全に掃除を完了してくれるでしょう。相応のコストが発生しますが、必要経費です。問題を放置して水漏れトラブルが発生すれば、より多額な修理費用が発生してしまう恐れもあります。