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学校のトイレにおけるブース寸法の重要性と洋式化への対応


児童・生徒が毎日利用する学校のトイレにおいて、個室を仕切るブースの寸法は使い勝手や安全性に関わる重要な要素です。
 
とくに和式から洋式への改修工事では、既存ブースの寸法によっては、洋式便器を設置した際に便器前の動作空間や扉の開閉スペースが不足することがあります。
使用しやすく安全なトイレ環境を整備するためには、建物の構造や給排水設備を考慮しながら、必要な寸法や動作空間を確保しなければなりません。
 
本記事では、学校のトイレにおけるブース寸法の重要性と、改修計画を進める際の具体的な手順について詳しく解説します。
 

学校のトイレブースで適切な寸法が求められる理由


既存の和式トイレを洋式化する際は、便器の形状が変わるため、ブース内の動作空間や扉の開閉スペースを確認する必要があります。
 

洋式化で確認したいブース内の動作スペース

和式便器から洋式便器へ変更する際は、便器本体の寸法に加えて、便器前の動作空間や扉の開閉スペースを確認することが必要です。
スペースが不足すると、扉を開閉しづらくなったり、便器への立ち座りや出入りが窮屈になったりします。
 
児童・生徒がスムーズに使用できるよう、採用する便器の寸法とブースの内寸を照らし合わせて計画しましょう。
 

扉の開閉方式とブース寸法の関係

内開き戸を採用する場合は、ブース内に扉を開閉するためのスペースが必要です。
また、利用者が個室内で倒れた際に体が扉の開閉を妨げることもあるため、緊急時の対応についても考慮する必要があります。
 
外開き戸では通路側の安全性、引き戸では扉を引き込むためのスペースなども確認し、ブース内だけでなく、トイレ全体のレイアウトを踏まえて開閉方式を検討しましょう。
 

トイレ改修に向けてブース寸法を確認する手順


実際に洋式化の計画を進める際は、現在のブース寸法と給排水設備の状態を把握する必要があります。
ここでは改修前に確認したい資料や寸法と、計画を進める流れを紹介します。
 

事前確認に必要な資料や道具

現在のトイレ全体の状況を把握するために、以下の資料や道具を用意しておきましょう。
 

  • 既存ブースの間口(まぐち)や奥行き、通路幅などを計測するためのメジャー
  • 便器やブースの配置を確認するための建築図面
  • 給水管や排水管の位置を確認するための設備図面
  • 現在のレイアウトや設備の状態を記録するためのカメラ

 
既存図面と現在の設備状況が一致しているとは限らないため、改修計画では現地の寸法や給排水設備も確認する必要があります。
 

現状の寸法から改修計画を立てる具体的な流れ

準備が整ったら、以下の手順に沿ってブース寸法の確認とレイアウトの検討を進めます。
 

  1. 既存ブースの内寸と採用する洋式便器の寸法を確認する
  2. 便器前の動作空間や扉の開閉スペースを確認する
  3. 扉の開閉によって他の利用者の通行を妨げないか確認する
  4. スペースが不足する場合はブースの配置や扉の開閉方式を見直す
  5. 便器の位置を変更する場合は、給水管や排水管の位置、経路を確認する
  6. バリアフリートイレを含め、児童・生徒の利用に配慮したレイアウトを検討する

 
ブースの広さだけで判断せず、便器の寸法や扉、通路、給排水設備などを含めて総合的に計画することが必要です。
 

学校のトイレブースで使用する扉の違い


学校のトイレブースでは、扉の開閉方式によって必要なスペースや確認すべきポイントが異なります。
それぞれの特徴を以下の表で確認してみましょう。
 

扉の種類 ブース内への影響 設置時の確認ポイント
内開き戸 ブース内に扉の開閉スペースが必要 便器や利用者と扉が干渉しない空間を確保する
外開き戸 ブース内の開閉スペースを抑えられる 通路を通る利用者と扉が接触しないよう配慮する
引き戸 扉を開閉する際の前後のスペースを抑えられる 引き込み部分や有効開口幅を確保できるか確認する

 
具体的なブース寸法は扉の種類だけで決めず、採用する便器やトイレ全体のレイアウト、児童・生徒の動作空間などを踏まえて設定します。
 

学校のトイレブースと寸法に関するよくある質問


トイレの改修やブース寸法に関する疑問にお答えします。
 

Q1.和式トイレのブースのまま洋式便器を設置することは可能ですか?

既存のブースをそのまま使用できるかどうかは、ブースの内寸や採用する洋式便器の寸法、扉の開閉方式などによって決まります。
便器前の動作空間や扉の開閉スペースが不足する場合は、間仕切りや扉の変更を含めた改修が必要です。
 
便器の設置位置を変更する場合は給排水設備にも影響するため、改修前に現地の寸法と設備状況を確認しましょう。
 

Q2.バリアフリートイレのブース寸法はどれくらい必要ですか?

国土交通省の建築設計標準では、車椅子使用者用便房の標準的な内法寸法は、2000ミリメートル以上×2000ミリメートル以上を基本としています。
ただし、必要な広さは設備の配置や利用方法、改修時の構造上の制約などによっても異なります。
学校でバリアフリートイレを整備する際は、文部科学省の指針やバリアフリー法、自治体の条例なども確認したうえで計画しましょう。
 

 

Q3.床下の配管が古い場合でもブースの拡張や移動は可能ですか?

ブースの拡張や便器の移動が可能かどうかは、既存の給水管や排水管、建物の構造などによって異なります。
便器の位置を変更する場合は、排水管の口径や勾配、経路、劣化状況などを確認しなければなりません。
既存設備で対応できない場合は、必要な範囲で給排水設備や床の改修を含めた計画を検討しましょう。
 

学校のトイレブースの寸法を見直すために


学校のトイレを洋式化する際は、既存ブースの寸法だけでなく、採用する便器や扉、通路の広さまで含めて検討する必要があります。
便器の位置を変更する場合は、給水管や排水管など既存設備への影響も確認しておきましょう。
 
また、バリアフリートイレを整備する場合は、必要な動作空間や適用される基準を踏まえた設計が欠かせません。
学校の施設管理担当者や、自治体・学校法人など設置者側の担当部署、設計事務所、設備業者などと連携しながら、児童・生徒が利用しやすいトイレ環境を整えていきましょう。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

監修者

吾郷主任
吾郷 世樹

2023年3月入社。ハイスイ広島・主任。
給水装置工事主任技術者」の資格を持つ水トラブルのプロフェッショナルです。

暮らしを支える水道修理業者として、お客様に信頼されるサービスの提供を使命としています。丁寧なヒアリングを通じて、お客様のお困りごとをしっかりと把握し、経験と技術力で、つまりのトラブルをはじめとする様々な水回りの問題を迅速かつ確実に解決します。

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