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トイレ

猫砂をトイレに流しても良い?詰まらせないための対策とは


猫砂などペットのトイレの砂の処分方法は、自治体により様々です。
最近はトイレに流せる猫砂もあり、購入をしている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
 
猫砂をトイレに流して処理できるのはとても便利ですが、猫砂の種類や排水管の状態、猫の排泄物そのものによっては詰まりを引き起こす可能性があります。
 
今回は、猫砂が原因のトイレの詰まりについてご紹介していきます。
原則猫砂の処分は、自治体のホームページなどを確認してから行うようにしましょう。

猫砂はトイレに流せる?


トイレに流せる猫砂を販売しているペット用品のメーカーは多いですが、トイレメーカーは猫砂をトイレに流すことを推奨していないことはご存じでしょうか?
トイレは猫砂を流すことを想定して製造されておらず、詰まるリスクを常に抱えています。
 
また近年は節水トイレの普及により、人間の排泄物やトイレットペーパーでも詰まることが増えてきており、人間の排泄物とは異なった性質をもつ猫の排泄物は、人間の排泄物よりも詰まる可能性が高まるでしょう。
 

節水トイレの普及

節水を行いたいことや水道料金を抑えたい、SDGsへの関心の高まりなどから、節水トイレへの注目が集まっています。
 
節水トイレが水洗時に使う水の量はメーカーにより異なりますが、約3〜5リットル程で、従来のトイレの半分程度の水の量で排泄物を流すことができるでしょう。
節水トイレは水洗時に渦を巻くようにして水が流れるように設計されており、この設計と水圧の力で節水が可能になります。
 
節水トイレには水圧が必要になり、水圧が足りていないと詰まりを引き起こしやすくなります。
また水圧が足りている場合でも、排泄物の量が多いと詰まりやすくなってしまうのです。
 
猫砂を流すときは猫砂だけではなく猫の排泄物も加わるため、流す量が増えて詰まりを起こす場合があります。
 

猫の糞の性質

猫の糞にはグルーミングで体内に入った毛が含まれています。
猫の毛は人間の髪の毛と同じで水で溶けないため、排水管の中に詰まる可能性があるでしょう。
 
また猫の糞は軽く、便器の中に溜まっている水の中に沈むことなく浮かびます。
そのため人の便よりも、流すためには水圧や水量が必要となるのです。
 
流した後もトラップに引っ掛かり付着し、それにより詰まりを引き起こす場合もあるでしょう。
 

猫砂はすぐには溶けない

トイレに流せる猫砂も、水の中ですぐに溶けるわけではありません。
また猫砂には水分を含むと固まる特性をもった製品が多いです。
 
猫が排尿した後に猫砂が固まることで、その部分だけを取り除くことができ、処理を簡単に行えます。
その反面、トイレの中でも固まる特性を発揮してしまい、排水管の中で詰まることがあるでしょう。
 
また全ての猫砂がトイレに流せる製品ではありません。
紙系やおから系が材質の猫砂はトイレに流せますが、ベントナイト系やシリカゲル系、木系を流すと水に溶けないため詰まります。
 
トイレに流す前に流せる猫砂かの確認を必ず行いましょう。
 

下水道になんでも流して良いわけではない

トイレから排水されたものは、排水管を通り、下水道へと流れていきます。
下水道には汚水を海や川などに流さないための働きがありますが、正しい使い方をしないと汚水が海や川などに流れ出てしまうのです。
 
広島県広島市では下水道法及び広島市下水道条例により、「下水道への排除基準」が設けられています。
この基準は工場などから排出される化学薬品などに対しての基準となりますが、一般のご家庭に対しても、「下水道の正しい使い方」が案内されているのです。
 
下水道に流すものによっては、下水処理施設で水処理の妨げになる可能性や、下水道管を詰まらせる可能性があり、私たちの生活にも影響を与えます。
 
猫砂を流す前に広島県各自治体に、トイレに流して良いかの確認を行うようにしましょう。
 
参考:広島市┃下水道にはどんなものでも流していいのか。
 

排水管の状態が悪い

猫砂を流す前から詰まりが発生している場合や、人間の排泄物や猫砂以外にも排水管に流している場合、排水管の状態が悪く詰まりやすくなっている可能性があります。
 
人間の排泄物しか流していない場合も、長年の汚れが蓄積し、排水管を狭くしてしまっていることがあるでしょう。
この場合、通常よりも狭くなってしまっている排水管の内部に、猫砂や猫の排泄物が引っかかり、詰まりを起こすケースがあります。
 
詰まりを起こしやすい環境のトイレには、猫砂は流さない方が良いでしょう。

猫砂で詰まらせないための対策


猫砂でトイレを詰まらせないための対策には、可燃ごみとして処分する方法や、大量にトイレに流さない方法があります。
 

可燃ごみとして処分

猫砂は可燃ごみとして処分することが可能です。
ただし、自治体によって処分方法が定められている場合があるため、可燃ごみとして出す前に、広島県の各自治体に確認をするようにしましょう。
 
広島県安芸郡府中町では、猫砂の材質によって処分方法が異なります。
パルプや木材、おからなど可燃物は可燃ごみとして出すことができますが、砂の場合は埋立ごみとして出す必要があるのです。
 
広島県江田島では、可燃ごみでの処分が推奨されています。
また猫砂などのペットのトイレ砂や排泄物が原因で下水道が詰まった場合、自治体の管理区分であったとしても、飼い主さんに詰まり除去の義務が発生する場合があります。
 
このように自治体によっては飼い主さんに修繕費が請求される可能性もあるため、自治体の定めには従うようにしましょう。
 
参考:府中町┃[Q&A] 猫の砂を処分したいが、どうしたらいいですか?
参考:江田島市┃【注意】ペット(猫用)トイレ砂の処分について
 

大量に流さない

猫砂をトイレに流す場合、一気に流すのではなく、少量ずつこまめに流すことで詰まりの予防ができます。
猫の調子が悪くトイレの回数が多いときは、猫砂を流す前に1度水洗し水が流れるかの確認も行った方が良いでしょう。
 
流れていくときに少しでも違和感を覚えたときは、そこで流すのを止めてください。
そのまま流し続けると詰まりに発展する可能性が高まります。

猫砂がトイレに詰まってしまった


猫砂による詰まりを解消する方法は、基本的にはラバーカップなどを使う方法となります。
 
ゴボッという音がすると詰まりが解消されていくので、最後に水を流して再度詰まらないかの確認をしてください。
 

事前準備

詰まり除去は汚水が飛び散る恐れがあるため、新聞紙などで床や壁を防護すると詰まりを除去した後の掃除が楽になるでしょう。
 
ラバーカップなどを使う前に、トイレの中に浮いている猫の砂や排泄物を事前に取り除いておくことで、詰まり解消後にすぐにまた詰まるという二次被害の予防に繋がります。
 
また汚水の位置が高い場合、詰まり除去作業中に溢れてしまう可能性があるため、ある程度水位を減らしておくと良いでしょう。
 

ラバーカップを使う

トイレの詰まり除去の定番アイテムであるラバーカップは、猫砂が原因の詰まりにも効果的です。
 
使い方は人間の排泄物が原因のときなどと同じで、カップ部分を便器の排水口の上に密着させ、水が通るようになるまで押し引きを繰り返します。
うまく密着しないときは水の量が不足していることが考えられるので、水を足してください。
 
ラバーカップを押すときはゆっくり押し、引くときは勢いよく引くことで効果を発揮しやすいです。
ただし、カップが外れてしまうほどの力で引くと効果はないため、外れない程度の力で引きましょう。
 
関連記事:【トイレのすっぽん】使い方の流れから間違いやすいポイントまで解説
 

真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーをラバーカップの代わりに使うことができます。
 
真空式パイプクリーナーの使い方は、基本的にラバーカップと同じです。
真空式パイプクリーナーはハンドルが付いているため、ハンドル部分を押し下げすることで、圧力がかかった空気がカップ部分を行き来し、詰まりを除去することができます。
 
真空式パイプクリーナーを使う方法は、ラバーカップを使う方法よりも効果が高いでしょう。
 

ラップを使う

ラップはラバーカップがないときに、ラバーカップの代用品として使うことができます。
 
ラップを使うときは便座を上げ、便器に隙間ができないようにラップで覆ってください。
この時ラップは一重ではなく何重にも重ね、作業中に破れないようにしっかりと厚みを出しましょう。
 
ラップの中心部分をゆっくりと押し、ラップが破れない程度まで押し下げたら手を放し、あとは詰まりが解消するまでこの作業を繰り返します。
 
ラップを空気が漏れないように密着させることで便器の中に空気が留まり、ラップを押したり離したりすることでラバーカップのような役割を果たしてくれるのです。
 

塩は大量には使わない

猫砂による詰まりを除去する方法の一つに、塩を使うという方法があります。
 
猫砂には吸水性ポリマーが含まれており、吸水性ポリマーが塩水を吸水することで膨張率が下がるため、詰まらない程度のサイズになることが期待できというものです。
しかし、塩は排水管を傷める可能性があります。
 
排水管が鉄製などの金属製の場合、塩で劣化し損傷することや、サビが発生し詰まりが悪化する可能性があるでしょう。
 
少量の塩ならトラブルは起こりませんが、何度も繰り返し使うことや、大量の塩を入れること、塩水をそのまま便器の中に放置することで、排水管や排水口は劣化していく可能性があります。

猫砂が原因の詰まりはハイスイ広島にお任せください!


ハイスイ広島では、広島県内の詰まりトラブルのご相談を、365日営業・24時間受付で承っております!
 
愛猫との生活は楽しく癒しも与えてもらえますが、トイレ問題に困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
可燃ごみとして処分するにも自治体ごとに定めが異なるため調べる必要があり、手間が発生します。
トイレに流せる猫砂は飼い主さんたちにとって、ありがたい存在だと思います。
 
しかし、流せる猫砂をトイレに流したことで詰まりが発生し、困っているというご依頼を頂くことも多いです。
 
ハイスイ広島では、猫砂による詰まりトラブルも迅速に対応させていただきます。
汚水が溜まったトイレの水を、万が一猫が飲んでしまったらというご不安を抱える飼い主さんも少なくありません。
 
ハイスイ広島は地域密着型のサービスです。
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まとめ

トイレに流せる猫砂は便利な製品ですが、詰まりの原因となるケースが多々あります。
また自治体によっては猫砂を下水道に流すことを推奨していない場合もあるため、トイレに流す前に自治体に確認をした方が良いでしょう。
 
猫砂はトイレに流せる製品と流せない製品があります。
トイレに流す場合には、流せる製品であるかを必ず確認してください。
流せない猫砂をトイレに流すと、高確率で詰まりが発生します。
 
猫砂での詰まりが発生した場合は、ハイスイ広島にご相談をいただけましたら、早急に詰まり除去作業に伺います!

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