【トイレのすっぽん】使い方の流れから間違いやすいポイントまで解説 - ハイスイ広島 -広島県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理
コラム
COLUMN
ハイスイ広島のコラムになります。
「トイレの水が流れなくなった」、「蛇口を捻っても水が出てこない」、
「排水口の水が流れが弱くなった」など水のトラブルでお困りの際は、
つまり水漏れ・排水管の専門職人のハイスイ広島にお任せください!
24時間、365日、年中無休で営業しております。
トイレ
【トイレのすっぽん】使い方の流れから間違いやすいポイントまで解説
「トイレのつまりを改善したくてすっぽんを買ってみたけど、どうも使い方が分からない」
「すっぽんを上手く使えない・つまりを改善できない」
このように悩んだことはないでしょうか。
そこで本記事では、すっぽんの正しい使い方やトイレのつまりを改善する流れ、使用上で間違いやすいポイントまで解説しています。
すっぽんを上手く使うコツについて知りたい、という方はぜひ最後まで読んでみてください。
トイレに合っていないすっぽんは効き目なし
使い方を解説する前に、すっぽんの種類やサイズについて解説します。
すっぽんは、種類やサイズが便器の形状に合っていないと、期待するような効果を得られません。
100円ショップでも購入できる手軽なアイテムですが、使えない場合は無駄になってしまうのでしっかりと理解しておきましょう。
トイレ用のすっぽんは3種類
トイレ用すっぽん(ラバーカップ)の種類は以下の3つに分けられます。
- ●節水便器用すっぽん
- ●和式便器用すっぽん
- ●洋式便器用すっぽん
節水便器用すっぽん
節水便器用は、一般的なドーム型のヘッドにつばのようなものが付いているタイプです。
形状が複雑な節水型便器に対応するための形で、隙間をしっかり埋めて密着度を高める構造になっています。
そのため汎用性が高く、和・洋問わず使える点も特徴です。
和式便器用すっぽん
和式用はゴムのヘッド部分がドーム型となっているタイプで、昔からあるすっぽんのイメージと同様のものです。
ドームの内側も空洞でシンプルな作りが特徴です。
トイレ以外にもキッチンや洗面所などの排水口に使えるので、利便性の高いアイテムだといえます。
洋式便器用すっぽん
洋式用はドーム型の内側が空洞ではなく、突起が出ているタイプのものになります。
洋式便器の狭い排水口に対応するための形状で、高いフィット力で効率良くつまりを改善できるのが特徴です。
すっぽんのサイズにも注意
すっぽんを購入するときに注意したいもうひとつの要素が、大きさ・サイズです。
適切なサイズを選択しないと効き目がない可能性もあります。
サイズ表記は「大中小」「SML」などになりますが、あらかじめ便器の排水口を測っておくと最適なサイズを選びやすいでしょう。
サイズ選びのポイントとしては、便器の排水口をしっかり覆えるかです。
ヘッド部分が大きすぎる、もしくは小さすぎる、いずれの場合においても排水口をしっかり覆えない可能性があります。
重量や柄の長さについては、効き目に関連するポイントはありません。
収納の仕方や使いやすさの点で選んでみてください。
適切なすっぽんでトイレのつまりを改善する流れ
それでは適切なすっぽんでトイレのつまりを改善する流れについて解説します。
基本的な手順は以下のとおりです。
- 1.養生と道具の準備
- 2.便器内の水量調整
- 3.排水口にゴムのヘッドをゆっくり押し当てる
- 4.勢いを付けて引く
- 5.バケツで水を流し確認
- 6.すっぽんのお手入れをして終了
それでは各ステップについても詳しく解説していきましょう。
1.養生と道具の準備
まずはトイレの養生と道具の準備から始めます。
室内の床や壁など、汚水がかかりそうな場所をビニールで保護していきましょう。
床は新聞紙を数枚重ねて置くだけでも、使わなくなった雑巾やタオルで覆っても問題ありません。
最後にまとめて処理できるよう、近くにゴミ袋を用意しておくと片付けも楽になります。
道具としてはすっぽんのほかに、ビニール手袋・ゴミ袋またはビニール袋(便器が覆えるくらいのもの)・バケツ・拭き取り用の雑巾などが必要です。
2.便器内の水量調整
次に便器内の水量を確認します。ドーム型のヘッド部分が完全につかるほどの水量でないと、効き目を発揮するための真空状態が得られません。
足りない場合はバケツを使って水量を増やす必要があります。
水量が多すぎても水が飛び散って作業がやりにくくなるので、適度な量にとどめておきましょう。
3.排水口にゴムのヘッドをゆっくり押し当てる
用意していたビニール袋の底に穴を開けて、すっぽんの柄を通します。
そのビニール袋を便器本体にかぶせるようセットしたら準備は完了です。
すっぽんを排水口にぐっと押し当ててください。
ヘッド部分の中にある空気を抜いていくイメージで、正確に密着させるのがポイントです。
4.勢いを付けて引く
その状態からすっぽんを引き抜きます。コツは一気に勢いを付けて引き抜くことです。
つまりの原因を押し込むのでなく、手前側に引き出す感覚で行います。
つまりが改善できるとゴポゴポと音がして便器内の水が流れていきますので、それまで数回繰り返してください。
つまりの原因らしき異物が出てきた場合はバケツに入れるなど、しっかりと取り除いておきましょう。
5.バケツで水を流し確認
異物が出てきたからといって、原因が完全に取り除かれたとは限りません。
便器内の水が流れてすぐにはレバーを回さず、まずはバケツの水で確認しましょう。
つまりが改善できていれば、バケツの水を流しても足した分はそのまま流れていきます。
反対に水量が増えたままなら、再度すっぽんを使う必要があるでしょう。
一連の手順を繰り返して、もう一度チャレンジしてみてください。
6.すっぽんのお手入れをして終了
無事つまりが改善できたら、養生や道具を片付けて終了です。
養生に使ったビニールや新聞紙などはそのまま破棄しましょう。
すっぽんを保管して再度使用するには、しっかりとしたお手入れが必要です。
ヘッド部分はゴム製なので、洗う際に洗剤や漂白剤を使うのはNGとなります。
おすすめは水で流してからの天日干しです。
汚水が付いたままだと細菌や虫が繁殖する原因となり、異臭まで発生させてしまいます。
お手入れは手を抜かず、確実に行いましょう。
すっぽんの間違った使い方
すっぽんを使ってもつまりを改善できない場合ですが、なかには間違ったやり方をしていることもあります。
以下によくあるケースと注意点をまとめました。
- ●押し込むときに勢いを付ける
- ●素早く押し引きする
- ●つまりの原因が固形物のときは使用を控える
なんとなくのイメージで使ってみた際に見られる内容です。詳しく解説していきます。
押し込むときに勢いを付ける
押し込むときに勢いを付けるやり方は間違いになります。
すっぽんは、つまりの原因を真空の力で吸い上げて改善する仕組みです。
押し込むときに勢いを付けてしまうと、つまりの原因を排管の奥へ追いやってしまう恐れがあります。
つまりを改善するどころか、状況がより困難になってしまうので注意しておきましょう。
素早く押し引きする
素早く小刻みに押し引きするのも、間違った使い方になります。
コツは排水口にしっかりと密着させ、勢いよく引くことです。
素早く小刻みに押し引きするやり方だと、力や正確性が不足してしまうため、すっぽんの効果を完全に発揮できません。
それどころか余計な場所にも不可をかけてしまい、便器を破損してしまう恐れもあります。
つまりの原因が固形物のときは使用を控える
すっぽんはトイレのつまりを改善するアイテムですが、すべてのケースに対応できるものではありません。
特につまりの原因が固形物のときは、使用を控える必要があります。
対応できるのはトイレットペーパーやお掃除シートなど、水に溶ける仕様でトイレに流しても良いものだけです。
つまりの原因が固形物のときは完全に取り除く必要がありますので、すっぽんを使うことはせず、事態が悪化するリスクを避けるのが正解となります。
すっぽんでつまりが改善しないときは?
やり方は正しくても、つまりが改善できないときはどうしたら良いのでしょうか。
選択肢は以下の2つです。
- ●真空式パイプクリーナーを使ってみる
- ●専門業者に相談する
真空式パイプクリーナーとは、すっぽんと同様につまりを改善するためのアイテムです。
真空式パイプクリーナーを使ってみる
真空式パイプクリーナーはより強い吸引力を発揮できるため、すっぽんでは難しかった事態も改善できる可能性があります。
すっぽんと同じようにゴム製のカップが付いており、吸引はシリンダー方式です。
使用方法も似ていて扱いやすさも同レベルになります。
ホームセンターやインターネットで購入でき、価格も1000円~3000円ぐらいと手頃な値段のため、手に入れるのが比較的簡単な部類に入るでしょう。
すっぽんと同様に固形物は対応できないことや、用途に合ったカップの形状を選ぶことなどが注意点です。
専門業者に相談する
すっぽんや真空式パイプクリーナーでつまりを改善できない場合は、専門業者に相談することがおすすめです。
すっぽんで無理やり事態を改善しようとすると、状況をさらに悪化させてしまう恐れがあります。
つまりの原因が固形物だと分かっている場合は、自分で対処せずに専門業者へ連絡しましょう。
つまりの原因が分からないときや、自身での対処に不安があるときも同様です。
専門業者であれば早期に原因を特定し、的確な方法でつまりを改善してくれます。
まとめ
すっぽんはトイレのつまりを改善してくれるアイテムですが、便器の種類に合っていて正しい使い方でないと効き目を発揮しません。
コツは正確に密着させて勢い良く引き抜くことです。
対応できるのは、つまりの原因物質が水に溶けるものだけですので、その点は注意しておきましょう。
つまりの原因が分からない・固形物がつまっている・自身での対処は不安、このような場合は専門業者への依頼がおすすめです。
自己判断で無理をして対処をすると状況が悪化する恐れがありますので、遠慮なく相談してみましょう。
「ハイスイ広島」は24時間365日、トイレのつまり・水漏れの相談に対応しています。
現場での点検・お見積りはすべて無料です。
最適な修理方法をご提案させていただき、ご承諾ののち作業に取り掛かります。
トイレのつまりでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。