トイレの詰まりはお湯で解消できる?活用方法を解説 - ハイスイ広島 -広島県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理
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トイレの詰まりはお湯で解消できる?活用方法を解説
トイレの詰まりが発生すると、家族の朝の出勤や登校時間が迫っているような忙しい時間帯だと慌ててしまいますよね。何度かトイレットペーパーを大量に使用して詰まらせた経験があって、ラバーカップが自宅にあればすぐに改善することもできます。
しかし、急いでいる時に初めて詰まりが発生してしまったらパニックになりかねません。いざというときに慌てないためにも、トイレの詰まりを改善する方法を知っておくのも大切です。
本記事では、トイレの詰まりを改善する方法や業者に依頼したときの費用相場について詳しく解説します。
トイレのつまりを解消する方法
トイレの詰まりの原因がさまざまあり、対処法もあらゆる方法があります。トイレの詰まりを改善させる場合、ウォシュレットなど温水洗浄便座が備え付けてあるトイレは電源プラグを抜いて作業してください。
濡れた手で作業すると感電の恐れがあり、大変危険です。作業前には必ず止水栓を閉め、作業中に水が出ないことを確認してください。トイレの詰まりを改善する方法は、次のようにいくつか方法があります。それぞれ詳しく解説します。
・バケツで水を流す
・ラバーカップを使う
・真空式パイプクリーナーを使う
・ワイヤー式トイレクリーナーを使う
・針金製のハンガーを使う
まず「バケツで水を流す」です。便器の排水口に向けて水を流しこむことで水の流れや水圧により詰まりを改善させます。少し高めの位置から排水口に向けて水を流してください。
スムーズに排水され、水位が正常に保たれるようになるまで、これを数回繰り返します。一度に大量に水を流すと便器から水が溢れてしまうので気を付けましょう。
トイレの詰まりの対処法として最初に考えるのが「ラバーカップの使用」ではないでしょうか。ラバーカップは、長い柄にゴムでできたカップ状の吸引器具が付いた道具です。ホームセンターで1,000円前後で購入できます。便器のタイプによって自宅のトイレに適したものを選びましょう。
使い方は便器の水位を低めにしてラバーカップを排水口に押し込み密着させ、勢いよく引っ張り上げます。これを数回繰り返しスムーズに排水するか確認します。
ラバーカップより吸引力が強力なのが「真空式パイプクリーナー」です。吸引カップにポンプが付いており、強い吸引力と押し下げる圧力で詰まりを改善します。洋式トイレの真空式パイプクリーナーは、大型タイプでホームセンターで2,000円程度で販売されています。
便器の中に入れる前に空中でパイプクリーナーのハンドルを押し、隙間ができないように排水口にカップを密接させ、ハンドルを勢いよく引きます。これを数回繰り返してください。水の中でハンドルを押すと水が跳ねるのでハンドルは水の外に出して押しましょう。
「ワイヤー式トイレクリーナー」を使って詰まりを改善するものもあります。もともとは配管の掃除をする道具で、ワイヤーの先端で汚物や異物を押し流したり、引っ掛けたりして詰まりの原因を取り除きます。2,000円~3,000円で購入することができます。
使い方は、排水口にワイヤーの先端を差し込み、ハンドルを回しながら押し下げていきます。ワイヤーが入りにくくなった部分が詰まりの発生部分です。ハンドルを回して、ワイヤーの先端部を回転させます。汚物は押し流し、異物は先端部で引っ掛けて取り出します。
「針金製のハンガー」が家にあるのなら、ワイヤー式トイレクリーナーの代用になります。ハンガーの針金は柔らかいものが良いです。ハンガーのフックの辺りをペンチで切断します。便器に入れる側の先端を曲げて丸井わっかを作ります。
わっかを便器に入れ、ゆっくり奥まで押し込んでください。途中に引っ掛かるものがあれば、それが詰まりの原因なので小刻みに動かして削り、水が流れるか確認します。無理やり押し込まないようにしましょう。
手元に詰まりを改善できるものがない場合は、ビニール袋を使って自分の手でラバーカップと同じ動きをするというものひとつの手です。ゴム手袋を利き手にはめ、その上に2枚のビニール袋をはめた状態で拳を作ります。
その拳をトイレの排水口に空気が入らないように密着させ押し当てます。ラバーカップのように拳を押し込んだり、引いたりを何度か繰り返すと詰まりが押し出され水が流れるようになります。
ペットボトルをラバーカップ代わりに使うこともできます。底から2~3㎝の辺りをカッターやハサミで切り取って使います。ゴム手袋をはめて、ペットボトルの口を親指で塞いでトイレの排水口に差し込み、ラバーカップと同様の方法で使用します。
このようにトイレの詰まりの改善方法はいくつかあります。トイレの水位がいつもと違う、異臭がする、水を流すとき異音がするなどはトラブルのサインです。これらのサインを放置すると、より深刻な問題を引き起こすことにもなりかねません。
トイレのつまりはお湯でも解消できる?
トイレの詰まりを直す方法はいろいろありますが、一番簡単な直し方がバケツとお湯を使った方法です。しかし、お湯を使っても良いトイレの詰まり原因は限定されます。
トイレットペーパーを大量に流した場合や水に溶けづらいティッシュペーパーなど確実に紙類や排せつ物だった場合です。お湯は、詰まりの原因をふやかして溶けやすくする作用があります。
お湯を使って詰まりをふやかして溶けやすくし、配管の奥へスムーズに流れるようにするのです。奥に流すだけなので、水に溶けない固形物や流れにくいものには使えません。
お湯を流して詰まりを改善する場合、事前に便器に溜まった水をできる限り取り除き、バケツでお湯を流した時に水が漏れないようにします。そしてお湯を入れたバケツを高所から排水口に向けて、勢いをつけて流し入れます。
お湯の温度の高さで詰まりがふやけるので、1時間ほど放置すると効果的です。お湯の温度はトイレの性質上50℃程度が無難です。50℃は便器や排水口を痛めない温度です。お湯と同時に重曹とクエン酸を入れると、より効果的に紙や排せつ物を溶けやすくします。
放置した後、バケツで少しずつ水が流れるか確認します。いきなりレバーで水を流すとまだ詰まりが改善されていなっかった場合に便器から水が溢れてしまうことがあるため注意しましょう。
トイレのつまりが深刻なときは?
詰まりを改善する方法をいくつか試しても、トイレの詰まりが改善しない場合は他に原因があるかも知れません。無理に直そうとすると逆に詰まりを悪化させたり、トイレ本体や排水口、排水管を痛めたりしてしまう恐れがあります。大事にならないうちに、修理業者に依頼することをおすすめします。
自分で直すか、業者に頼むかの判断基準は放置して水位が下がるかどうかです。業者に依頼する詰まりの原因はほとんどが水に溶けない固形物によるものです。
代表的なのがおむつやおもちゃなどの固形物です。これらが排水口の奥に流れて行くと水の流れを妨げます。水に溶けないので、いつまでも水位は下がりません。2~3時間放置しても水位が下がらないようであれば、業者に依頼しましょう。
トイレのつまり解消、業者に頼むといくらかかる?
トイレの詰まりの改善を業者に依頼する場合、費用が気になりますよね。作業内容(軽度か重度か)や作業時間、出張料金によって違ってきますが、8,000~30,000円が相場です。
詰まりが重度の場合はローポンプを使用するので、基本料金含めて20,000円前後かかります。便器を外しての作業は+10,000円以上かかります。
また、トイレの詰まりが排水管で発生している場合は別途作業道具と高度な技術も必要になってしまいます。
賃貸にお住まいであれば管理会社または大家さんに相談しましょう。作業内容によっては費用を負担してもらえる場合もあります。
まとめ
ここまで、トイレの詰まりを改善する方法や業者に依頼したときの費用相場について詳しく解説してきました。トイレットペーパーは水に溶けますが大量に流すと溶けるのに時間がかかります。ティッシュペーパーは同じ紙でも水に溶けません。
どのトイレでも詰まりが発生する可能性はあります。また、トイレが詰まった場合は自分で改善できるものと、出来ないものがあります。いざというときのために、軽度の詰まりの自力での対処法、業者に依頼する場合の判断基準を把握しておきましょう。