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トイレタンクの適正水位は?異常の原因や調節方法を解説!
トイレタンク内の水は、何らかの原因によって増減することがありますが、トイレタンク内の水位は正常に戻しておく必要があります。
しかし、トイレタンク内の水位の調節方法を知らないという方もいるでしょう。
そこで本記事では、トイレタンク内の水位が異常になる原因や調節方法、適切な水位について解説します。
トイレタンクの水位でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
トイレタンクとは
トイレタンクとは、普段私たちが利用しているトイレの便器の後ろにあるタンクのことです。
トイレタンクには、ロータンク、隅付きのトイレタンク、密結型のトイレタンクなど、さまざまな種類があります。
最も一般的なものはロータンクという、タンクと便器が密着しているトイレタンクです。
ここでは、トイレタンクの仕組みや適正水位について解説します。
トイレタンクの仕組み
トイレタンクにはさまざまなパーツが付属しており、水を流したり、水を貯めたりします。
トイレタンクの水を流す仕組みと水が貯まる仕組みは、以下のとおりです。
【トイレタンクの水を流す仕組み】
- 1.トイレのレバーを引く
- 2.レバーにくっついているチェーンが引っ張られる
- 3.ゴムフロートが開き、便器内に水を排出する
- 4.浮き球の位置が下がる
【トイレタンクの水を貯める仕組み】
- 1.トイレタンク内の水位が下がる
- 2.浮き球が動く
- 3.ボールタップが浮き球の動きを検知する
- 4.足りなくなった水を手洗い管から排出する
- 5.トイレタンク内に水が貯まる
トイレのレバーを引いて便器内に水が流れると、トイレタンクの水が少なくなるため、次に流す水をトイレタンクに蓄えておかなければなりません。
トイレタンク内にあるボールタップがトイレタンク内の水量をコントロールしており、浮き球が下がる動きに連動して、ボールタップは給水し始め、手洗い管から水が排出されてトイレタンク内に水が給水されます。
トイレタンクの水位が上昇すると、水位に合わせて浮き球も上昇し、一定の高さになるとボールタップも連動して給水が止まります。
トイレタンクの適正水位
トイレタンクの適正な水量は13ℓで、水面から出ているオーバーフロー管と呼ばれる管に刻印された「-WL-」の位置が適正水位です。
メーカーによっては刻印がないものもありますが、その場合は管の先端から2~3㎝程度を目安に考えましょう。
近年普及している節水トイレの場合は、トイレタンクの水量が4ℓ弱~5ℓ弱程度と半分以下の水量しかありません。
このようにトイレタンクごとに決められた適正水位があり、トイレタンク内の水位は低くても高くても問題です。
トイレタンクの水位が低いときの原因と対処法
トイレタンクの水位が低いときの原因と対処法について解説します。
トイレタンク内の水位が低い場合の原因
トイレタンク内の水位が低い場合の原因は、以下の3つが考えられます。
- ●レバーが元の位置に戻らない
- ●フロートバルブが閉まらない
- ●浮きゴムが劣化している
トイレタンク内の水位が低い原因①
トイレタンク内の水位が低い原因の1つ目は、レバーが元の位置に戻らないことです。
レバーが元の位置に戻らないと、トイレタンク内の水が便器へ流れっぱなしになっているため、どんどんトイレタンクの水位が減ってしまいます。
レバーが元の位置に戻らない場合は、レバーの劣化や取り付け不良など、レバー自体に問題があります。
トイレタンク内の水位が低い原因②
トイレタンク内の水位が低い原因の2つ目は、フロートバルブが閉まらないことです。
レバーは元の位置に戻るにもかかわらず、トイレタンク内の水が少ない場合は、フロートバルブがきちんと閉まっていない可能性が考えられます。
フロートバルブがきちんと閉まっていない原因は、レバーと浮きゴムにつながっているクサリが絡まっているケース、またはフロートバルブの開閉部分にゴミなどの異物が挟まっているケースがあります。
トイレタンク内のクサリが絡まっている場合には、手直しが必要です。
また、クサリをアームに取り付ける際に適切な長さに調節しましょう。
フロートバルブの開閉部分にゴミやサビが挟まっている場合は、きちんと閉まらず隙間から便器へ水が流れてしまいます。
なかには節水のためにペットボトルをトイレタンク内に入れている方もいるかもしれませんが、ペットヴボトルが邪魔をして正常に閉まらないことも多々あるためご注意ください。
トイレタンク内の水位が低い原因③
トイレタンク内の水位が低い原因の3つ目は、浮きゴムの劣化です。
浮きゴムには寿命があり、10年程度で劣化し、擦れて隙間が生じてしまいます。
交換する判断基準は、浮きゴムに触れた際に黒く汚れるかどうかです。
黒い汚れが付着する場合には、交換しましょう。
浮きゴムの交換方法
浮きゴムを交換する流れは、以下のとおりです。
- 1.止水栓または元栓を閉める
- 2.タンク内の水をすべて抜く
- 3.レバーに問題がないか確認する
- 4.クサリの長さを調節する
- 5.新しい浮きゴムを取り付ける
- 6.止水栓または元栓を開ける
浮きゴムを交換する際は、まず止水栓または元栓を必ず閉めましょう。
止水栓または元栓を閉めることで給水を止めることができますが、怠ってしまうと給水されて水が溢れてしまう恐れがあるため、ご注意ください。
止水栓には基本的にマイナスの形の溝があるるため、マイナスドライバーを使用して時計回りに回しましょう。
もし止水栓が固くて閉まらなかったり、見つからなかったりした場合には、家の元栓を閉めてから作業を行えば問題ありません。
止水栓または元栓を閉めたら、トイレタンク内の水を抜きましょう。
トイレを流すのと同様にレバーを回せば、トイレタンク内の水は便器へと流れていきます。
トイレタンク内の水を流し終えたら、レバーに問題がないか確認しましょう。
レバー自体に問題がある場合には、レバーを交換する必要があります。
一般型のトイレタンクのレバーの交換は、まずトイレタンクの中にあるアームにつながっているクサリを取り外します。そして、レバーにつながっているナットを取り外して引き出し、新しいレバーとパッキンを取り付けてナットで固定してください。
金属製レバーハンドルの場合は、サビが原因でレバーの動きが悪くなっている可能性があります。
サビが原因の場合には、防錆スプレーを使用したり、油を塗ったりして、動きをスムーズにすることが可能です。
レバーに問題がないのを確認できたら、またはレバーの交換を終えたら、浮きゴムを取り外しましょう。
まずレバーのアームからクサリを取り外し、オーバーフロー管の突起部分に取り付けられている浮きゴムを取り外します。
古い浮きゴムを取り外したら、新しい浮きゴムを取り付けるため、クサリの長さを調節しましょう。
クサリの長さが適切でないと、フロートバルブがきちんと閉まらなくなってしまうため、ご注意ください。
クサリの長さの調整は、平らな面に古いクサリを並べて同じ長さになる箇所にフックを付けてあげるのがおすすめです。
これまで紹介した手順と逆の要領で、新しい浮きゴムを取り付けたら完了です。
クサリのフックをアームの先に引っかけて浮きゴムを排水口に被せる際に、浮きゴムの穴をオーバーフロー管の突起にはめるのを忘れないように注意しましょう。
トイレタンクの水位が高いときの調節方法
ここでは、トイレタンク内の水位が高いときの原因や対処法について解説します。
トイレタンク内の水位が高い場合の原因
トイレタンク内の水位が高い場合の原因は、水位調節がきちんとできていないことです。
ボールタップに付いているピストンバルブが劣化していると、トイレタンク内の水位が調節されません。
ただし、ボールタップの種類によっては、ピストンバルブが付いていないこともあります。
ピストンバルブが付いている場合は、ピストンバルブの交換、付いていない場合にはボールタップごと交換しなければなりません。
ボールタップで水位を調節する方法
ボールタップで水位を調節するには、浮き球がある場合とない場合で異なります。
【浮き球がある場合のボールタップを交換する方法】
- 1.止水栓または元栓を閉める
- 2.トイレタンク内の適正水位を確認する
- 3.レンチやラジオペンチを利用して、浮き球のアーム根元にあるロックナットを緩めて外す
- 4.水位が低い場合は、浮き球のアーム中央部分を上に凸になるように曲げる
- 5.水位が高い場合は、浮き球のアームを下に凸になるように曲げる
- 6.止水栓を開けてトイレタンク内に水を戻す
- 7.トイレタンク内の水が適正水位になるか確認する
【浮き球がない場合のボールタップを交換する方法】
- 1.止水栓または元栓を閉める
- 2.トイレタンク内の適正水位を確認する
- 3.トイレタンクの水位が低い場合は、水位調整ネジを時計回りに回す
- 4.トイレタンクの水位が高い場合は、水位調整ネジを反時計回りに回す
- 5.トイレタンク内の水が適正水位になるか確認する
ボールタップの交換方法と選び方
ボールタップを交換する方法は、以下のとおりです。
- 1.止水栓または元栓を閉める
- 2.トイレタンク内の水をすべて流す
- 3.ボールタップから手洗い管を取り外す
- 4.トイレタンクと止水栓につながっているナットを外し、給水管を取り外す
- 5.トイレタンクの側面についているボールタップを固定しているナットを外す
- 6.故障したボールタップを外す
- 7.接続部にパッキンを入れて新しいボールタップを取り付ける
- 8.トイレタンクと止水栓のナットを付け直し、給水管を取り付ける
- 9.手洗い管をつなげる
- 10.止水栓を開けて水漏れがないか確認する
ボールタップは、浮き球があるタイプと浮き球がないタイプのものがあります。
給水管と手洗い管の位置が合っていれば、どちらを使用しても問題ありません。
給水管と手洗い管の位置が合っていないと取り付けられないため、あらかじめ位置を確認してから購入するのがおすすめです。
ボールタップはホームセンターやネット、メーカーからの取り寄せで購入できます。
メーカー正規品はボールタップの型番などが詳しく記載されているため、確実に適合するというメリットがありますが、届くまでに時間がかかる上に凡庸品よりも高いのがデメリットです。
一方、ホームセンターやネットで購入できる汎用品はコストが抑えられてすぐに手に入りますが、きちんと調べてから購入をしないと適合しない可能性があるためご注意ください。
浮き球の交換方法
ボールタップには問題がなく、浮き球のみを交換する方法は、以下のとおりです。
- 1.止水栓または元栓を閉める
- 2.トイレタンク内の水をすべて流す
- 3.トイレタンクのボールタップから手洗い管を取り外す
- 4.ボールタップと浮き球をつなげているナットをレンチで緩める
- 5.古い浮き球を外して新しい浮き球を取り付けてナットで固定する
- 6.浮き球を上下に動かして、正常に動くか確認する
- 7.止水栓を開けてトイレタンク内に給水する
- 8.浮き球が上昇することを確認する
- 9.手洗い管を取り付ける
まとめ
私たちが普段使用しているトイレには、トイレタンクが付いています。
トイレタンクはさまざまな種類がありますが、それぞれ適正水位があり、水位が低くても高くてもいけません。
水位の調整を自分で行うのが難しい場合、業者に依頼をしましょう。
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