トイレの排水管の構造とは?排水管トラブルの対処法とあわせて解説 - ハイスイ広島 -広島県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

コラム
COLUMN

ハイスイ広島のコラムになります。
「トイレの水が流れなくなった」、「蛇口を捻っても水が出てこない」、
「排水口の水が流れが弱くなった」など水のトラブルでお困りの際は、
つまり水漏れ・排水管の専門職人のハイスイ広島にお任せください!
24時間、365日、年中無休で営業しております。

トイレ

トイレの排水管の構造とは?排水管トラブルの対処法とあわせて解説

トイレのつまりは、原因を把握して適切に対処しないと、さらなる悪化につながる恐れがあります。

そこで本記事では、トイレのつまり・水漏れの原因6種類とそれぞれの対処法について解説します。
本記事を参考に、原因に合った適切な対処をしてください。

 

目次 hide

トイレの排水管の構造はどうなっている?

トイレの配管は、排水管と給水管の2種類に分けられます。

以下で2つの配管の役割や違いについて解説します。

 

トイレの配管は排水管と給水管の2種類

排水管と給水管はどちらも水が通る配管ですが、それぞれの役割は以下のように分かれています。

 

・給水管:トイレに水を供給する

・排水管:用をたした後に流し出される水が通る管

 

給水管

給水管は水道からトイレに水を供給しています。

タンクのあるトイレは、一旦タンクに水を溜めてからトイレに水が流れます。

タンクがないタイプは、トイレと水道管が直結しています。

 

排水管

排水管は、流した汚水の逆流を防ぐために曲がった構造になっています。

この構造を排水トラップといい、排水トラップに溜まっている水のことを封水といいます。

この排水トラップにより水を溜め、悪臭やガスなどが流れ込まないようになっています。

 

トイレの排水トラップの構造

排水トラップは5つの種類があり、それぞれで形が異なります。

ここでは、それぞれの特徴や仕組みを解説します。

 

S字トラップ

S字トラップは、「S」の字を横にしたような形で、曲線部分に水を溜めます。

このタイプは排水管の先が床を突き抜ける仕組みとなっています。

 

P字トラップ

最近普及してきているのがP字トラップです。

「P」の字を横にしたような形で、曲線部分に水を溜めます。

P字トラップは管の先が壁側に向かって抜けていくのが特徴です。

 

U字トラップ

U字トラップは管が平行になっている途中が「U」の字になっており、そこに水を溜めます。

主に、屋外の水道管と接続する部分に使用されます。

U字の底の部分にゴミが溜まりやすく、悪臭発生の原因になることもあります。

 

わん型トラップ

わん型トラップはお椀の形をしたカップをかぶせるタイプです。

水が流れてくると封水と合流し水位が上がり、そしてカップ内を通った水が排水管へ押し流されていくようになっています。

デメリットは、カップ内にゴミが溜まりやすいことと封水が汚れやすいことです。

 

ドラム型トラップ

ドラム型トラップは、排水管の倍以上あるドラム型のタンクを使っています。

壊れにくく頑丈ではあるものの、ゴミが溜まりやすいという難点もあります。

 

トイレの排水管がつまったときの原因と解決法

 

つづいて、トイレの排水管がつまったときに考えられる7つの原因と、それぞれの原因に合わせた解決法を紹介していきます。

誤った解決法を選択してしまうと、さらなる悪化につながる恐れがあるので、適切に対処するようにしましょう。

 

トイレットペーパーがつまった場合|60℃のお湯を入れるorラバーカップを使う

 

トイレットペーパーによるつまりは、60℃程度のお湯を入れるか、ラバーカップを使うかのどちらかで対処しましょう。

お湯を入れる際は勢いよく流し込むと効果的です。

ただし、60℃を超えるお湯はトイレを破損させる恐れがあるので、温度は40〜60℃ほどにしておきましょう。

ラバーカップは自宅のトイレの種類(和式・洋式・節水型)に合った形・カップの直径のものを選びましょう。

形や大きさが合わないとカップの中が真空にならず、上手く機能しません。

使い方のコツは、押す時は慎重に、引く時は力を入れて一気に引くことです。

ただし注意点として、トイレットペーパーのような水に溶けるものにしか使ってはいけません。

水に溶けないものは、さらに奥へ押し込むことになってしまうので注意しましょう。

 

水に溶けない紙製品|ゴム手袋をはめて手で取り除く

おむつや紙ナプキンなどの水に溶けない紙製品が詰まってしまった場合は、ゴム手袋をはめて取り出しましょう。

水に溶けない紙製品は、水を吸収する機能が備わっているため、排水管の中で水を吸収して膨らんでしまいます。

なので、お湯を流しこむとさらに悪化してしまいます。

排水管の奥へと流し込まれてしまった場合は、大きなトラブルにつながることもあるので、業者に依頼しましょう。

 

排泄物によるつまり|洗濯洗剤とお湯と混ぜたものを入れる

便が原因でトイレつまりを引き起こすケースもあります。

この場合はアルカリ性の洗剤か塩素系洗剤を、お湯と一緒に混ぜたものを流し入れます。

アルカリ性の洗剤や塩素系洗剤は、便のタンパク質系成分を水に溶けやすくします。

そしてお湯を一緒に入れることで、トイレットペーパーを分解してさらに水に流れやすくします。

使用する洗剤は、トイレ用・お風呂用・洗濯洗剤などの液体タイプを選びましょう。

 

水に流せる製品によるつまり|食塩水を入れる

水に流せるタイプの製品を流して詰まってしまった場合、食塩水を入れると解決できる場合があります。

トイレに流せる製品は、吸水性ポリマーを含んでいるものがあります。

排水管の中で吸水して膨らんだポリマーは、高濃度の食塩水に浸されると、塩分濃度を保つために水を排出するのです。

鍋いっぱいにお湯を入れ、塩を50gと混ぜて食塩水を作ります。

この食塩水をゆっくり便器に注ぎ、10分ほど待つとポリマーが縮むため、うまくいけばつまりを解消できるでしょう。

 

固形物によるつまり|無理に取り出さない

メガネや小さなおもちゃ、スマホなどの固形物をトイレに落としてしまった場合は、まずはゴム手袋やビニール手袋を付けて、取り出せるか試しましょう。

また、ワイヤーブラシで引っ掛けるようにして取り出す方法もあります。

ただ、無理に取り出さないように注意が必要です。

固形物が誤って便器の中に落ちてトイレの水を流してしまった場合は、排水管の奥の方へと流れて行ってしまっている可能性があります。

こうなると自力で取り出すことはほぼ不可能なので、業者に頼むようにしましょう。

 

タンクの水不足によるつまり|タンク内を確認

トイレットペーパーを大量に流していないし、誤って固形物を落とした形跡もない場合はタンクの水不足が原因かもしれません。

この場合はタンク内に何か入れていないか確認してみましょう。

節水のためにペットボトルを入れている場合は、タンクから取り出し、再度水を流してみて下さい。

流れる水の量が増えれば、原因はタンクの水不足になります。

 

トイレつまりに市販のパイプクリーナを使うことはできる?

結論からお伝えすると、パイプクリーナでトイレのつまりを解消することはできません。

トイレつまりの原因となる排泄物やトイレットペーパーは、パイプクリーナでは除去できないのです。

また、パイプクリーナは薬液を排水管の壁面に直接塗布させる必要がありますが、トイレの排水管には常に水が溜まっている状態なので、薬液が薄まってしまい、その効果を発揮でききません。

 

こんな時は業者に頼もう!

トイレのつまりは、誤った対処をしてしまうとさらなる悪化につながる恐れがあるため、自力で解決できない場合の見極めが大事になります。

ここからは業者に頼むべきケースを解説していきます。

 

排水管内の汚れによるつまりの場合

排水管の汚れによってトイレが詰まっている場合は、業者に依頼しましょう。

排水管の中の汚れを取るには、専用の道具を使う必要があります。

誤って異物を流した記憶もなく、タンクも壊れていない場合は、排水管の汚れが原因と考えられます。

速やかに業者に依頼しましょう。

 

水漏れが起きている場合

水漏れで床が水浸しになっている場合、まずは漏れている水がキレイな水なのか、汚水なのか確認しましょう。

キレイな水の場合は冬の時期の結露や給水の問題の可能性が高く、汚水の場合は便器の破損や排水管のトラブルだと考えられます。

水漏れのトラブルは給水、排水ともに自力で解決することは難しく、便器を外してみないと解決できないことが多いため、業者に相談することをおすすめします。

 

解決法を試してみたがダメだった場合

ここまで紹介してきた解決法を試してみてもダメな場合は、業者に依頼しましょう。

繰り返しになりますが、誤った対処をしてしまうと、さらなる悪化につながる恐れがあります。

そうならないためにも、多少費用はかかるものの専門の業者に依頼することをおすすめします。

 

トイレつまりを起こさないために予防しておこう

ここからは排水管のトラブルを防ぐために、事前にできることを紹介していきます。

 

基本的に排泄物、トイレットペーパー以外は流さない

基本的に、排泄物やトイレットペーパー以外は流さないようにしましょう。

万が一修理することになると、無駄な出費がかさむことになります。

そうならないためにも、最低限「排泄物、トイレットペーパー以外は流さない」ことだけは覚えておきましょう。

 

「トイレに流せる」商品は説明書きを見てから流す

「トイレに流せる」と記載のある商品を流すときは、説明書きをしっかり確認するようにしましょう。

例えば、トイレに流せるお掃除シートには「一枚ずつ流してください」と記載されています。

トイレに流せるネコ砂も同じように説明書きが書かれています。

説明書きに書かれている正しい処理方法に則った対応を行うようにしましょう。

 

トイレットペーパーの使用量を抑える

 

トイレットペーパーの使用量を減らすことも有効な手段です。

トイレつまりの原因の一位が、トイレットペーパーによるつまりです。

用を足した後、手に菌がつくのが嫌という理由でトイレットペーパーを大量に使う方がいますが、菌は手を洗えば簡単に落とせます。

無駄に多くトイレットペーパーを使っていないか見直しましょう。

 

節水しすぎない

給水タンクにペットボトルを入れて節水している方がいるようですが、節水のしすぎは排水管の水圧が弱まり、トイレのつまりに繋がります。

もちろん、多少であれば問題ありませんが、やりすぎてトイレのつまりを起こしてしまうと業者を呼ぶことになり、かえって費用がかかってしまうことになります。

節水のし過ぎには注意しましょう。

 

排水管の掃除をする

排水管の掃除をしておくこともトイレつまりの予防につながります。

排水管の掃除には、汚れの再付着防止効果がある排水管洗浄液を使います。

定期的に排水管の掃除をしておくことで、トイレのつまりを防げるでしょう。

 

まとめ

本記事ではトイレつまりの原因と解決法、トイレつまりの予防法について紹介してきました。

トイレのつまりは原因に沿った正しい解決法を選ばないと、さらに悪化してしまう恐れがあります。

自分だけでは解決できないと分かったら、速やかに業者に依頼しましょう。

ハイスイ広島ではトイレのつまりや水漏れのトラブルを24時間365日受け付けているので、トイレのトラブルに困ったらご連絡ください!

ページトップへ